鍼灸院に通院される患者さんはぎっくり腰を除けば、慢性的な痛みにお悩みの方が殆どです。
医療機関で検査をしても問題は見当たらず、精神的な問題ですと言われた方等、慢性痛にお悩みの方は、痛みの悪循環におちいっている方が多数です。
慢性痛のメカニズムについてご説明致します。
慢性痛のメカニズム
痛みがあると、交感神経が緊張しその部分の血管が収縮し、血流が悪くなり、同時に運動神経も興奮し筋肉が緊張します。
通常、交感神経の緊張は適切な治療で直ぐに戻るので血流は改善されます。
しかし、適切な治療を受けず痛みが続くと、血流の悪い状態が続きます。
すると、血液を通して細胞に運ばれる酸素や栄養が不足します。
その結果、発痛物質が発生して、元の痛みに加えて新たな痛みを引き起こします。
さらに新たな痛みのせいで血管が収縮し、筋肉が緊張し・・・と同じ流れを繰り返し、悪循環におちいります。
元の痛みの原因がなくなっても、この痛みの悪循環におちいると、痛みが慢性化して痛みが取りにくくなります。
痛みの悪循環によって慢性的な痛みになる前に、適切な治療を行なうことが早期回復に繋がります。
田端で慢性痛にお悩みの方は鍼灸治療で痛みの悪循環を断ち切りましょう。