田端駅から徒歩5分程の場所に芥川龍之介の旧居跡があり、大正三年から昭和2年まで現在では田端1-20に住んでいました。
代表作では羅生門、鼻、河童、歯車等があります。
芥川龍之介は片頭痛で悩んでいた様で、歯車に片頭痛を思わせる症状の記載があり、医師の国家試験の問題になりました。
第104回 医師国家試験
芥川龍之介著「歯車」の一部を以下に示す。
のみならず僕の視野のうちに妙なものを見つけ出した。
妙なものを?と云うのは絶えずまわっている半透明の歯車だった。
僕はこう云う経験を前にも何度か持ち合わせていた。
歯車は次第に数を殖やし、半ば僕の視野を塞いでしまう、が、それも
長いことではない、暫くの後には消え失せる代わりに今度は頭痛を感
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「僕」の症状から最も考えられる疾患はどれか。
a) 緑内障
b) 片頭痛
c) 脳内出血
d) 緊張型頭痛
e) 慢性硬膜下血腫