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2025/08/20

ラーメンと死亡リスクの関連性

 

・ラーメンの摂取頻度が高い人は、男性、若年層、喫煙、飲酒習慣がある人に多いです。

 

・週3回以上のラーメン摂取、若年層、スープを半分以上飲む人、飲酒習慣がある人は注意が必要です。

 

・過剰な塩分摂取が、高血圧や脳卒中、胃がんのリスクを高める原因の一つです。

 

ラーメンは日本の国民食として多くの人々に愛されていて、当院の患者さんでもラーメンを頻繁に召し上がる方も多数いらっしゃるかと思います。

 

しかし、ラーメンは健康に良くないと思っている方も多いかと思います。今回は、山形県で行われた大規模な研究の論文を参考に、ラーメンと健康に関係について、お伝えしたいと思います。

研究内容

この研究は、山形県に住む40歳以上の6725人を対象に、ラーメンを食べる頻度と死亡率の関係を調査したものです。

 

研究では、アンケートを通じて過去1年間のラーメン摂取頻度や個人の健康情報(性別、年齢、BMI、喫煙、飲酒習慣、病歴等)を集めました。

 

追跡期間中に亡くなった方の情報は死亡診断書から得て、ラーメンを食べる頻度が死亡リスクにどのように影響するかを分析しています。

ラーメンと死亡リスク

 全体では関連性が低い?

 

研究の全体的な分析では、ラーメンを食べる頻度と死亡リスクとの間に、明確で統計的に有意な関連性は見られませんでした。

 

 

死亡リスクが高まる特定の集団

この研究で、ラーメンの摂取が死亡リスクの増加と関連していることが示された集団は以下の通りです 。(週1~2回と比較して)

 

男性 :男性では、ラーメンを週に3回以上食べるグループで死亡リスクが有意に高い傾向が見られました 。また、月に1回未満しか食べないグループでも死亡リスクが有意に高くなっていました 。週3回以上2.07倍、月1回未満1.74倍

 

70歳未満の若年層 :70歳未満のグループでは、ラーメンを週に3回以上食べるグループで死亡リスクが有意に増加していました 。2.2倍

 

麺のスープを50%以上飲む人 :スープを半分以上飲む習慣があるグループで、ラーメンを月に1回未満しか食べないグループで死亡リスクが有意に増加していました 。2.43倍

 

飲酒習慣がある人 :飲酒習慣のあるグループでは、ラーメンを週に3回以上食べるグループで死亡リスクが有意に増加していました 。2.71倍

 

 

考察

これらの集団で死亡リスクの関連が強かった理由として、論文では以下の点が考えられています。

 

塩分摂取量: 若い世代や男性は、一度の食事でより多くのラーメン(大盛りなど)を食べる傾向があり、その結果、日常的に多量のナトリウムを摂取している可能性があります 。また、スープをたくさん飲むことも過剰な塩分摂取につながります 。

 

生活習慣: 頻繁にラーメンを食べる人は、高いBMI、喫煙、飲酒習慣、糖尿病、高血圧といった健康リスクと関連する要因を併せ持っていることが多いです 。

 

性差: 過剰な塩分摂取による胃がんのリスクは、男性でより顕著であると報告されています 。

まとめ

この研究は、ラーメンを食べること自体が直接的に死亡リスクを上げるわけではなく、食べ方や個人の健康状態、生活習慣との組み合わせが重要であることを示唆しています。

 

鍼灸治療で体調を整えながら、食生活を見直すことでより健康的な毎日を送ることができるかと思いますので、健康的にラーメンを楽しむために、以下の点に注意してみましょう。

 

・スープに多くの塩分が含まれているため、全部飲まずに残すことで塩分摂取量を大幅に減らすことができます。なるべく半分以下にしましょう。

 

・頻繁に食べすぎず、飲みすぎず、バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。

 

・野菜や海藻、お肉等の具材を入れて、栄養バランスを整えましょう。

 


参考文献

Suzuki M,et al.Frequent Ramen consumption and increased mortality risk in specific subgroups: A Yamagata cohort study. J Nutr Health Aging. 2025 Aug 1;29(10):100643. doi:10.1016/j.jnha. 2025.100643.

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