最近、スマホばかり見ているなと不安になることはありませんか。
昨年の研究で、スマホのネット接続を2週間お休みするだけで、心と脳に良い変化が起きることが明らかになりました。
この研究では、アメリカ人とカナダ人の平均年齢32歳、467名の参加者を対象に、専用アプリを使ってスマートフォンのモバイル通信を2週間完全に制限しました。
電話やメールといった基本的な連絡手段は維持しつつ、インターネットへの常時接続のみを制限したのが特徴です。
制限後の注目点は、スマホの使用時間の劇的な変化です。
実験前は1日平均で約5時間以上スマホを使っていた参加者たちですが、制限期間中は約2時間半〜3時間と、ほぼ半分にまで減少しました。
しかも、2週間の制限が終わって自由になった後も、使用時間は実験前より短い状態が続いていました。
効果は高く、参加者の約9割に何らかの改善が見られ、特に集中力の向上は脳が10歳若返ったのと同等のレベルでした。
また、幸福感が高まるだけでなく、不安やうつといった心の健康状態も大きく改善し、その効果は一般的な抗うつ薬の平均的な効果を上回りました。
変化の要因としては、スマホに使っていた時間が、友人との会話、運動、自然の中での散歩、読書といった現実の世界の活動に置き換わったからかと考えられます。
睡眠時間も約20分増え、自分の行動を自分で管理できているという自信がついたことも、心に良い影響を与えました。
現代の私たちの、常にネットと繋がりSNSを意識する生活は、想像以上に心と脳を消耗させているのかもしれません。
完全にネットを断つのは難しくても、意識的に数時間はスマホを置いてオフラインの時間を少しずつ増やしてみませんか。
それだけで、心にゆとりが生まれ、不安を減らし、幸福感の高い毎日が送りやすくなるかと思います。
